病院へは行かずに睡眠薬を買いたいと思ったら、
ドラッグストアで探してみるか
通販サイトを検索してみるか
の選択肢がありますよね。
ドラッグストアへ行けば、「どんな薬があってどんな作用があるのか?」といった質問は薬剤師に尋ねることができます。
しかし、通販で買う際は誰かに聞いてみるということができません。
自分でできる不眠対策として、通販で買える睡眠薬の種類と効果について予備知識を身につけておきましょう。
通販で買える薬のレベル
ネット通販で買える医薬品には種類があるのを知っていますか?
ドラッグストアでも購入できる一般用医薬品と医療機関で処方される医療用医薬品の2種類です。
一般用医薬品は利用者が自分で選ぶことができ、医師の判断がなくても購入可能。市販薬と呼ばれているもので、風邪薬や頭痛薬なども同じタイプです。(※「睡眠薬じゃない?市販薬は睡眠改善薬」)
反対に、医療用医薬品は患者の症状や体質に合わせて選定されるもの。効果は高いですが副作用の心配もあり、処方された本人しか服用してはいけないとされています。
楽天で買える一般用医薬品
ドラッグストアで買える一般用医薬品は、楽天やAmazonといった通販サイトでも購入することができます。
予防や医療が目的とされてはいるものの安全性が重視されていて、医師や薬剤師の指導がなくても服用することが可能。
より多くの人の症状に当てはまるよう作られているので、誰にでも同じように作用するとは言えないのが弱点。効いたと感じる人がいる中で、効果が弱いと感じる人も少なくはありません。
一般用医薬品として販売されている睡眠薬は、厳密には睡眠改善薬と呼ばれていてジフェンヒドラミン塩酸塩を含む「ドリエル」やブロモバレリル尿素の鎮静作用を活かした「ウット」、体内時計のリズムを整えるメラトニンのサプリメントなどがあります。
個人輸入で買える医療用医薬品
本来なら医師の判断のもと処方される医療用医薬品でも、個人輸入という手段なら購入可能。
海外メーカーで作られた医薬品が現地からダイレクトに発送される場合に限って、医療用医薬品の通販は薬機法で認められています。個人輸入代行の専門サイトを利用すれば、楽天やアマゾンと同じような手軽さで注文することができるので、最近では多くの人に活用されています。
医療用医薬品の睡眠薬は脳の働きを鈍らせて入眠を促すものが多く、ルネスタやソナタといった非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が主流。
日本国内の精神科やメンタルクリニックでも用いられていて、不眠症に悩むたくさんの人をサポートしています。
しかも海外ではさまざまな医薬品のジェネリックが流通しているので、欲しい薬がよりリーズナブルに購入できるのも大きなメリットですね。
実際どれが効く?
通販で買える睡眠薬のうち、よく効くのはどれ?という疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、「効く睡眠薬」とか「強い睡眠薬」というのは、人によって感じ方はまちまち。
不眠のタイプによって効果の現れ方は違うので、自分の症状に適した薬が「よく効く睡眠薬」なのです。
飲んだらすぐ眠りたいとき
横になってもなかなか寝つけないのがツライ!という人、
今日の夜こそ確実に眠りたい!という人。
とにかく眠れないまま起きているのが苦痛だという人は、医療用医薬品の睡眠薬を使うのが確実です。
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の主な作用は、脳の緊張・興奮状態を抑制して睡眠を促すというもの。鎮静作用に加えて筋弛緩作用もあるので、心身ともにリラックスした状態での入眠が期待できます。
個人輸入で買えるルネスタとそのジェネリックたち(ハイプナイト・エスゾピック・ソクナイトなど)は、飲めば30分以内では眠れるという優れた入眠効果が特徴。
作用が早い分、ふらつきや健忘といった副作用には注意が必要です。安全を確保するためには、就寝環境をしっかりと整えてから服用することを習慣づけましょう。
きちんと眠れる体質になりたい
強制的な眠りではなく、自分の力によってより自然なかたちで眠れるようになりたいと考える人には、メラトニン受容体作動薬であるロゼレムがおすすめ。
メラトニンは夜になると分泌されるホルモンのひとつで、脳を休息モードに促して睡眠サイクルを整える働きがあります。
ロゼレムを服用することで、太陽ととともに活動をはじめて陽が沈むと眠くなるという体内時計を作っていくのが目的。飲んだから眠れるといった即効性はなく、2~4週間以上継続して服用することで変化が実感できるという睡眠薬です。
本来の睡眠サイクルを取り戻したい、薬の作用はなく自力で眠れるようになりたいと考える人にはロゼレムが適しています。